絵本の展示コーナー
企画展示 「ムシはできない虫の絵本」
子ども読書相談室では、絵本の展示コーナーを設け、季節ごとにテーマを決めて絵本の紹介を行っています。ふだんは書庫にあるような古い絵本も、テーマに合わせて紹介しています。
季節は春から夏へ…。これからどんどん暖かくなって、いろいろな虫たちの活動が活発になります。
6月4日は「虫の日」です。これは、昆虫採集が趣味だった解剖学者の養老孟司氏が中心となって働きかけ、2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。「6(ム)4(シ)」の語呂合わせでとても覚えやすいですね。
子ども読書相談室では、この「虫の日」にちなんで「ムシはできない虫の絵本」と題して展示します。
以前からよく知っている虫、ふだんよく見かけるけど名前のわからない虫、私たちの生活に欠かせない虫、すごく嫌いな虫など、子どもたちには気になる虫がきっといることでしょう。
虫の生態をつぶさに教えてくれる写真絵本や、虫が主人公になっている物語絵本などをきっかけに、ご家族や親子で虫のことを話題にしていただけると幸いです。
〇展示期間 |
令和7年4月25日(金)~6月24日(火) |
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〇展示場所 | 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり) |
※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。
本の名前 | 書いた人 | 出版者 | 出版年 |
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いわた まいこ/作 |
BL出版 | 2024.6 | |
舘野 鴻/文・絵 |
福音館書店 | 2024.5 | |
得田 之久/さく |
福音館書店 |
2021.10 |
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やました こうへい/作 |
ほるぷ出版 |
2022.5 |
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カーステン・ホール/文 イザベル・アルスノー/絵 |
化学同人 |
2020.10
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たけがみ たえ/[作] |
好学社 | 2019.6 |
ミニ展示「にゅうえんにゅうがく おめでとう!」
待ち遠しかった暖かな春の到来…そして、令和7年度のはじまりです。
各園、各校では、期待と不安を胸に秘めながら、ピカピカの鞄を肩にかけ、新しい制服や帽子などを身にまとったきらっきらの新入生が入学します。
子ども読書相談室では、「にゅうえんにゅうがく おめでとう!」と題し、新しい生活をスタートさせる子どもたちへのエールとなるよう絵本を集め、4月29日(火)まで室内で展示しています。
絵本を手にし、絵本の内容と実際にあったできごとを比べたり共感したりしながら、ご家族や親子の話題としていただければ幸いです。
ミニ展示「映画になった子どもの本」
1897年3月6日、東京で初めて映画が上映されました。東京都神田区錦町の新井商会で、電気活動大写真会と題するイベントが行われ、ヴァイタスコーププロジェクターという機器を使用した映画上映会が開催されました。映画そのものは短く無音でしたが、人々は驚きと感動を覚え、連日満員の大賑わいだったそうです。
子ども読書相談室では、今回、これにちなみ「映画になった子どもの本」を集め、3月26日(水)まで室内で展示しています。
映画を見てから本を読むケース、本を読んでから映画を見るケースなど、さまざまかもしれませんが、両方を味わうことにより、深く考えさせられたり感動がさらに高まったりすることと思います。
本や映画をもとに、ご家族や親子の話題としていただければ幸いです。
企画展示「昭和百年-大正十四年生まれの作家たち」(中央図書室との連携企画)
子ども読書相談室では、絵本の展示コーナーを設け、季節ごとにテーマを決めて絵本の紹介を行っています。ふだんは書庫にあるような古い絵本も、テーマに合わせて紹介しています。
今回は、中央図書室と連携し、今年が昭和百年にあたり、大正十四年生まれの方が生誕百年を迎えることから、「昭和百年-大正十四年生まれの作家たち」と題して展示します。
展示された本から、大人の方は、どこか懐かしさを感じるかもしれませんが、子どもたちにとっては、新たな発見があるかもしれません。
なお、期間中は、約30点の展示・貸出を行います。
参考:大正十四年生まれの主な児童・絵本作家
飯島 敏子(1925 ~ 2015) 大石 真 (1925 ~ 1990)
君島 久子(1925 ~ 2023) 小坂 茂 (1925 ~ 2022)
久保 雅勇(1925 ~ 2005) 阪田 寛夫(1925 ~ 2005)
小林 与志(1925 ~ 2017) 清水 耕蔵(1925 ~ 2019)
鈴木 喜代春(1925 ~ 2016) 吉田 とし(1925 ~ 1988)
吉村 証子(1925 ~ 1979)
エドワード・ゴーリー(1925 ~ 2000) ラッセル・ホーバン(1925 ~ 2011)
ロランド・ブリュノフ(1925 ~ 2024)
〇展示期間 |
令和7年2月28日(金)~令和7年4月23日(水) |
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〇展示場所 | 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり) |
※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。
本の名前 | 書いた人 | 出版者 | 出版年 |
---|---|---|---|
君島 久子/ぶん 太田 大八/え |
童話館出版 | 2005.9 | |
阪田 寛夫/詩 織茂 恭子/絵 |
岩崎書店 | 1997.12 | |
鈴木 喜代春/ぶん 北島 新平/え |
ほるぷ出版 |
1985.6 |
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武田 英子/文 清水 耕蔵/絵 |
講談社 |
2003.1 |
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ロラン・ド・ブリュノフ/作 石津 ちひろ/訳 |
BL出版 |
2015.7
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ラッセル・ホーバン/作 パトリック・ベンソン/絵 永田 徹子 /訳 |
金の星社 | 1995.12 |
ミニ展示「おやつの絵本」
2月14日は「バレンタインデー」です。バレンタインデーが近づくにつれて、どきどき・わくわく感が増してきているお子さんがいるかもしれません。
子ども読書相談室では、このバレンタインデーにちなんで「おやつの絵本」を集め、2月26日(水)まで展示しています。
「おやつ」は、江戸時代に「八刻(やつどき)」(今の午後2時から4時くらい)に食べていた軽食がもとになってできた言葉だという説があります。当時、おやつは働く大人の世界のもので、団子やいも、入り米などが食べられていましたが、8代将軍徳川吉宗が砂糖の国内生産を奨励したことにより、砂糖が手に入りやすくなって、お菓子を食べる習慣が広がったそうです。
子ども読書相談室にも、チョコレートをはじめ、おいしそうなおやつを扱った絵本がたくさんあります。どうぞご家族や親子で一緒に絵本を読んで、また絵本を話題にしながら、実際におやつも味わって楽しんでいただければ幸いです。