2025年2月の記事一覧
ミニ展示「映画になった子どもの本」
1897年3月6日、東京で初めて映画が上映されました。東京都神田区錦町の新井商会で、電気活動大写真会と題するイベントが行われ、ヴァイタスコーププロジェクターという機器を使用した映画上映会が開催されました。映画そのものは短く無音でしたが、人々は驚きと感動を覚え、連日満員の大賑わいだったそうです。
子ども読書相談室では、今回、これにちなみ「映画になった子どもの本」を集め、3月26日(水)まで室内で展示しています。
映画を見てから本を読むケース、本を読んでから映画を見るケースなど、さまざまかもしれませんが、両方を味わうことにより、深く考えさせられたり感動がさらに高まったりすることと思います。
本や映画をもとに、ご家族や親子の話題としていただければ幸いです。
企画展示「昭和百年-大正十四年生まれの作家たち」(中央図書室との連携企画)
子ども読書相談室では、絵本の展示コーナーを設け、季節ごとにテーマを決めて絵本の紹介を行っています。ふだんは書庫にあるような古い絵本も、テーマに合わせて紹介しています。
今回は、中央図書室と連携し、今年が昭和百年にあたり、大正十四年生まれの方が生誕百年を迎えることから、「昭和百年-大正十四年生まれの作家たち」と題して展示します。
展示された本から、大人の方は、どこか懐かしさを感じるかもしれませんが、子どもたちにとっては、新たな発見があるかもしれません。
なお、期間中は、約30点の展示・貸出を行います。
参考:大正十四年生まれの主な児童・絵本作家
飯島 敏子(1925 ~ 2015) 大石 真 (1925 ~ 1990)
君島 久子(1925 ~ 2023) 小坂 茂 (1925 ~ 2022)
久保 雅勇(1925 ~ 2005) 阪田 寛夫(1925 ~ 2005)
小林 与志(1925 ~ 2017) 清水 耕蔵(1925 ~ 2019)
鈴木 喜代春(1925 ~ 2016) 吉田 とし(1925 ~ 1988)
吉村 証子(1925 ~ 1979)
エドワード・ゴーリー(1925 ~ 2000) ラッセル・ホーバン(1925 ~ 2011)
ロランド・ブリュノフ(1925 ~ 2024)
〇展示期間 |
令和7年2月28日(金)~令和7年4月23日(水) |
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〇展示場所 | 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり) |
※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。
本の名前 | 書いた人 | 出版者 | 出版年 |
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君島 久子/ぶん 太田 大八/え |
童話館出版 | 2005.9 | |
阪田 寛夫/詩 織茂 恭子/絵 |
岩崎書店 | 1997.12 | |
鈴木 喜代春/ぶん 北島 新平/え |
ほるぷ出版 |
1985.6 |
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武田 英子/文 清水 耕蔵/絵 |
講談社 |
2003.1 |
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ロラン・ド・ブリュノフ/作 石津 ちひろ/訳 |
BL出版 |
2015.7
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ラッセル・ホーバン/作 パトリック・ベンソン/絵 永田 徹子 /訳 |
金の星社 | 1995.12 |