デジタルライブラリー資料ピックアップ

ピックアップ(デジタルライブラリ)

タイトル 上毛古墳綜覧
テーマ ぐんまの貴重書
解説 古代東国文化の中心地として、飛びぬけて多くの古墳を有する群馬県。この資料は、昭和10年に群馬県が全国に先駆けて実施した、県内に所在する古墳の一斉調査の記録です。県内の古墳8,400基について、各市町村別に古墳の名称、形状、発掘の有無、所在地や面積、所有者や出土品等の情報が記録されており、本県の古墳研究に欠かすことのできない重要な資料です。なお、群馬県では「群馬県古墳総合調査」を実施し、平成29年5月に平成版の上毛古墳総覧とも言える「群馬県古墳総覧」を発行しました。
タイトル 史蹟精査報告 第一
テーマ ぐんまの貴重書
解説 大正15年(1926年)3月刊、内務省編。
「上野三碑」(多胡碑・山上碑・金井沢碑)を含む3つの史跡に関する調査報告書です。
大正末期の三碑について、本体(碑文の拓本)及び周辺の様子が、写真や図面で記録されています。
タイトル 「風景」 創刊号
テーマ ぐんまの貴重書
解説 「おうい雲よ」や「風景・純銀もざいく」などで知られる詩人・山村暮鳥は、明治17年に群馬県西群馬郡棟高村(現在の高崎市棟高町)で生まれました。郷里の代用教員を経て東京で神学を学び、伝道のかたわら萩原朔太郎や室生犀星と共に詩作に励みました。大正2年に結成した新詩研究社の機関紙である『風景』には彼らの詩が投稿されています。この資料は、暮鳥の教え子であった小山茂一氏から寄贈されたもので、暮鳥本人の手になると思われる推敲跡が残されています。
タイトル 赤城山廻遊案内
テーマ ぐんまの貴重書
解説 岩澤正作(いわさわ・しょうさく/1876年~1944年)は、明治9年に神奈川県に生まれ、明治35年に前橋中学校(今の前橋高校)に教師として着任しました。博物学を教えるかたわら、県内の歩いては土器のかけらや鉱物など収集し、研究するなどその知識を生かして活動し、昭和4年には毛野研究会を組織、雑誌『毛野』を刊行し、本県の考古学、博物学の先駆けとなりました。
なかでも赤城山を愛し、この「赤城山廻遊案内」をはじめガイドブックを出版して、その紹介に努められました。当館デジタルライブラリーでは、岩澤正作の著書を4点ご覧いただけます。