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絵本の展示コーナー

ミニ展示「おてがみの絵本」

11月23日は「いいふみの日」。これは、1979年に当時の郵政省が「いい(11)ふ(2)み(3)」の語呂合わせから制定したもので、手紙の楽しさや手紙を受け取る喜びを通じて、文学文化の継承を支援することを目的としています。

私たち大人の社会では、公私ともにメールやSNSを利用したやりとりが増え、手紙を書いたりもらったりする機会は極端に少なくなってきています。手紙文を作成するのに、AIを活用する方も増えてきています。

子どもたちも同じような状況で、学校や園などでお世話になった方へお礼の手紙を書くことはあっても、誰かが手書きで書いてくれた手紙を受け取る機会はあまりないかもしれません。

今回は、「いいふみの日」にちなみ、「おてがみの絵本」と題して展示することにしました。

絵本を通して、手紙そのもののあたたかさや、やり取りの楽しさをご家族、親子で感じていただけると幸いです。

なお、展示期間は、11月26日(水)までとなります。

        

企画展示「ほっとひといき トイレの絵本」

 

群馬県立図書館では、季節ごとにテーマを決めて絵本の展示コーナーを設けています。ふだんは書庫にある古い絵本も、テーマに合わせ紹介しています。

私たちは日ごろ、何気なく当たり前のようにトイレを利用していますが、世界人口約78億人のうち、トイレのない生活を送っているのは約20億人とも言われています。

11月10日は「トイレの日」。「11(いい)」「10(トイレ)」の語呂合わせから1986年11月10日、日本トイレ協会によって制定されました。主に浄化槽設備の普及拡大や公衆トイレの環境整備の啓蒙を目的としています。

また、11月19日は「世界トイレの日」で、2013年7月の国連総会で制定された国際デーの一つです。これは、2001年11月19日に世界トイレ機関が設立され、「世界トイレサミット」が開催されたことに由来しています。

今回は、「ほっとひといき トイレの絵本」と題して、トイレや排便などに関する絵本を展示します。絵本をきっかけに、トイレの利用マナーやお子さんの健康管理、環境衛生面への配慮等について、ご家族や親子で話題にしていただけると幸いです。

 

  

〇展示期間

令和7年10月31日(金)~12月23日(火)

〇展示場所 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり)

※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。

 

本の名前 書いた人 出版者 出版年

ひとりでうんちがしたいのに!

ジョニー・レイトン /作

マイク・バーン /絵

永岡書店 2023.5

おしっこちょっぴりもれたろう!

ヨシタケ シンスケ/作・絵

PHP研究所 2018.6

じぶんでおしりふけるかな

深見 春夫/さく・え

岩崎書店

2013.12

ちきゅうがウンチだらけにならないわけ

松岡 たつひで/さく

福音館書店

2013.6

ぼくのトイレ

鈴木 のりたけ/作・絵

PHP研究所

2011.8

トイレのおかげ

森枝 雄司/写真・文

はら さんぺい/絵

福音館書店 2007.10

 

ミニ展示「ハロウィンの絵本」

ハロウィンは、日本でも秋を象徴する行事として定着してきており、若い人たちを中心に、仮装を楽しむ様子などが毎年ニュース番組等で話題となっています。

ハロウィンの起源は、今から2000年くらい前、古代ヨーロッパのケルト人が行っていた「秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うお祭り」だと言われています。このお祭りがキリスト教に伝わり、現代では特にアメリカで、クリスマスに次ぐ大きなイベントとして行われています。お菓子をもらって歩くのも、お祭り用の食料をもらって歩く様子を真似したもので、これも昔のなごりのようです。

この時期は、利用者の皆様からハロウィンを話題とした絵本への問い合わせが多いため、今回、「ハロウィンの絵本」としてミニ展示コーナーを設置することにしました。

絵本に描かれている情景や登場人物の表情、物語の内容などを話題にしながら、今年のハロウィンをご家族や親子で楽しんでいただけると幸いです。

なお、展示期間は10月28日(火)までとなります。

ミニ展示「もしもの時のための本」

9月1日は「防災の日」「防災用品点検の日」です。今回は、この日にちなんで「もしもの時のための本」と題して9月30日(火)まで展示します。

1923年9月1日に起きた関東大震災は、約10万5千人の死者・行方不明者を出した甚大な自然災害でした。この災害を人々の記憶に残し防災意識を保つ目的で、9月1日が「防災の日」として制定されました(1960年)。9月1日は、台風シーズンを迎える時期であることもこの日に決まった理由のひとつです。また、9月1日を含む一週間を「防災週間」とすることが、国により定められています。

今年に入ってからも、九州地方における群発地震や、各地での線状降水帯発生による大雨・洪水などのニュースが聞こえてきています。江戸時代のことですが、群馬県は、天明3年(1783年)の浅間山の大噴火により、大きな被害を受けています。

自然災害は、まったく予想がつきません。万が一のことも考えて、展示した本などをもとに災害への備えを家族で話し合っていただけると幸いです。

企画展示「おいしさたっぷり 秋の絵本」

子ども読書相談室では、季節ごとにテーマを決めて絵本の 展示コーナーを設けています。ふだんは書庫にある古い絵本も、テーマに合わせ紹介しています。 

はっきりと目には見えないかもしれませんが、季節は、暑かった夏から、だんだんと秋へうつろいはじめます。

気候が穏やかになり過ごしやすくなる秋は、「読書の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」などさまざまな言われ方がありますが、そのひとつに「食欲の秋」があります。野菜や果実など、実りを迎える秋には、おいしい食べ物がいっぱい…。

今回は、この「食欲の秋」にちなみ、「おいしさたっぷり 秋の絵本」と題して展示します。絵本をきっかけに、ご家族や親子で食への関心をさらに高めていただけると幸いです。

なお、期間中は、約30点の展示・貸出を行います。

  

〇展示期間

令和7年8月29日(金)~10月28日(火)

〇展示場所 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり)

※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。

 

本の名前 書いた人 出版者 出版年

ごはん

いまい まみ/ぶん

かどかわ ようこ/え

福音館書店 2025.4

ぼくのカキだよ!

市川 里美/作

BL出版 2024.10

ごろんずっしりさつまいも

いわさ ゆうこ/さく

童心社

2022.8

いろいろきのこ

山岡 ひかる/作

くもん出版

2017.5

とてもおおきなサンマのひらき

岡田 よしたか/作

ブロンズ新社

2013.11

パパがやいたアップルパイ

ローレン・トンプソン/文

ジョナサン・ビーン/絵

谷川 俊太郎 /訳

ほるぷ出版 2008.9

 

企画展示「ぐんまのほこり 山の絵本」

子ども読書相談室では、絵本の展示コーナーを設け、季節ごとにテーマを決めて絵本の紹介を行っています。ふだんは書庫にあるような古い絵本も、テーマに合わせて紹介しています。 

 

今回は、8月11日の「山の日」にちなみ、「ぐんまのほこり 山の絵本」と題して展示します。

群馬県は、約3分の2が丘陵山岳地帯であり、起伏に富んだ地形が美しい自然を織りなしています。赤城山、妙義山、榛名山のいわゆる上毛三山だけでなく、谷川岳、浅間山、至仏山などの多彩な様相の山を有し、歴史ある温泉地も多く、初心者から熟練者まで山岳観光を楽しむことができます。

また、県内の各学校の校歌には、近くにある山の名が歌い込まれているものがあるように、私たち、群馬県に住む者にとって、山は実に身近な存在となっています。

今回、山を題材にした写真絵本や、山で暮らす人々や動物たちを主人公とした物語絵本などを集めましたので、ご家族や親子でご覧になり、山への関心をさらに高めていただけると幸いです。

なお、期間中は、約30点の展示・貸出を行います。

  

〇展示期間

令和7年7月25日(金)~8月26日(火)

〇展示場所 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり)

※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。

 

本の名前 書いた人 出版者 出版年

山のフルコース

はらぺこめがね/作

小学館 2024.11

山の上に貝がらがあるのはなぜ?

アレックス・ノゲス /文

ミレン・アシアイン=ロラ /絵

宇野 和美 /訳

岩崎書店 2021.12

火山はめざめる

はぎわら ふぐ/作

福音館書店

2019.6

やまとあな

カイル・ミューバーン/文

ヴァサンティ・アンカ/絵

おおさく みちこ /訳

ワールドライブラリー

2016.12

たいらになった二つのやま

ビーゲン セン/作

石川 えりこ/絵

絵本塾出版

2011.7

じいちゃんとないしょないしょのやまのぼり

わたなべ さもじろう/作・絵

鈴木出版 2007.8

 

ミニ展示「夏の研究・お助け本」

今年の夏、今の学年だからこそできることがある…。

夏休みは、学校からの宿題もあるかもしれませんが、それ以外にも、自分の興味関心のあることについて、じっくりと調べたり学んだりすることができる期間です。

子ども読書相談室では、小・中学生のみなさんの自由研究や作品作りの参考になれば…と思い、関連する本を集めて展示します。

部屋の入口に、ブックトラックを設置し展示してありますので、どうぞご活用ください。

なお、展示期間は、7月11日(金)から9月2日(火)までとなります。

 

企画展示「ぐんまのあこがれ 海の絵本」

子ども読書相談室では、絵本の展示コーナーを設け、季節ごとにテーマを決めて絵本の紹介を行っています。ふだんは書庫にあるような古い絵本も、テーマに合わせて紹介しています。

 

「海」という言葉から、「♬うみはひろいな おおきいな~♪」で始まる童謡「海」を思い浮かべる方はとても多いと思います。この歌を作詞した林柳波は沼田市の出身であり、作曲した井上武士も現前橋市出身です。この歌詞やメロディーに表現されているように、海のない群馬県に住む私たちにとって、海はまさにあこがれの存在と言えるでしょう。

子どもたちは、海というと海水浴や磯遊びなどとても楽しいことを思い浮かべるかもしれませんが、その一方で海は、表情を変え自然の厳しさをまざまざと私たちに見せることがあります。

海の生物を撮影した写真絵本や、海の近くで生活する人々の暮らしを話題にした物語絵本などをもとにして、ご家族や親子で海への関心をさらに高めていただけると幸いです。

なお期間中は、約30点の展示・貸出を行います。

  

〇展示期間

令和7年6月27日(金)~7月23日(水)

〇展示場所 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり)

※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。

 

本の名前 書いた人 出版者 出版年

うみのまもの

前田 次郎/作

徳間書店 2024.7

海辺の村のパン屋

ポーラ・ホワイト/作

いけだ さちこ/訳

BL出版 2024.1

うみがめのおじいさん

いとう ひろし/作

講談社

2021.2

いそのなかまたち

中村 武弘/写真・文

ポプラ社

2015.6

うみのいえのなつやすみ

青山 友美/作

偕成社

2008.6

お化けの海水浴

川端 誠/作

BL出版 2002.7

 

ミニ展示「今年の課題図書」

今回は、今年の第71回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国学校図書館協議会、毎日新聞社)の課題図書と、第58回夏休みの本(緑陰図書 主催:全国学校図書館協議会)を集め、子ども読書相談室内にて展示します。

 夏休みのこの期間に、じっくりゆっくり本を読んで、自分の思ったこと、感じたことを自分の言葉で表現してみてはいかがでしょうか。「今の自分」だからこそ、書ける文章があると思います。

なお、課題図書の利用につきましては、こちらのページをご確認くださいますようお願いいたします。

 

ミニ展示「雨の絵本」

雨の日が多くなる時節を迎えました。ひとことに雨といっても、しとしとしっとり降る雨、ザーザーと音を立てて激しく降る雨、晴天にもかかわらず落ちてくる雨、強い風とともにたたきつけるように降る雨など、いろいろな雨があります。一説には、日本には雨の呼び名が400種類以上あるとのことですが、それだけ日本人にとって雨は生活に密着したものなのでしょう。

この時期の雨は、私たちにはうっとうしく感じるものかもしれませんが、稲をはじめとする植物の生長にはとても大事なものでもあります。

紫陽花の色のうつろいやホタル観賞など、この時期だからこそ楽しめることがたくさんあります。絵本の中にも、主人公たちの、雨を味わい楽しむ様子が見られます。どうぞ、絵本を手に取って、親子やご家族でお楽しみください。

なお、展示期間は、6月24日(火)までとなります。