デジタルライブラリー資料ピックアップ

ピックアップ(デジタルライブラリ)

タイトル 文公家礼通考(甘雨亭叢書より)
テーマ ぐんまの貴重書
解説 室鳩巣の著した儒学書。
幕末の安中藩主・板倉勝明が編纂した『甘雨亭叢書』の一部です。甘雨亭叢書には、伊藤仁斎や貝原益軒、新井白石など儒学者の著作のうち、当時未刊であったものが収められています。安中藩は、藩主自ら学問を好み、藩士や領民の教育に熱心に取り組むだけでなく、有事に備えて心身を鍛えるため、日本のマラソンの発祥と言われる「遠足(とおあし)」を奨励するなど、文武両道を振興しました。
タイトル 高崎志
テーマ ぐんまの貴重書
解説 上中下3巻。
1789年(寛政元年)、高崎藩の家臣であった川野辺寛がまとめた、高崎城の変遷、城下町の町名由来・名所旧跡・社寺宝物などを記した高崎城下の地誌です。
『群馬県百科事典』(上毛新聞社刊、昭和54年)の記述によると、『高崎志』は脱稿後、出版刊行される予定だったがなかなか実現せず、1910年(明治43年)に豊国覚堂により実現されたという経緯があります。当館所蔵の資料は、刊行前に書写されたものと考えられます。