図書館向け研修

本事業は、公共図書館と学校の連携強化に向け、公共図書館(室)職員ならびに学校図書館(教育)担当者を対象に研修を行うものです。

令和7年度 図書館のための子供読書支援講座(ご案内)

 

開催日時等

 令和7年12月25日(木曜日)13時30分~16時35分 受付13時00分~

 群馬県立図書館 3階研修室 

対象

 1.公共図書館(公民館図書室)職員

 2.教育事務所 学校図書館教育担当職員/生涯学習担当職員

 3.市町村教育委員会 学校図書館教育担当職員/生涯学習担当職員

 4.県内小・中・高・特別支援学校 管理職/図書館担当職員/司書教諭/学校司書

 など子供の読書活動に関わる全ての方

募集定員

 40名程度(要申込 先着順) 

内容

  • 講義「図書館からの本が苦手な子へのアプローチ」
                    オフィスみちねこ 代表 木下通子 氏
  • ワークショップ「まわしよみ新聞」
  • 振り返り、アンケート

申込方法

 下記URLまたは二次元コードから申込フォームに入力してください。
 https://logoform.jp/form/9cfD/kodomo

 申込み用二次元コード

申込受付期間

 令和7年10月30日(木曜日)~令和7年11月27日(木曜日)

 ※先着順での受付とし、定員を大きく超えた場合は期間中でも募集を締め切ります。

 

要項・参加申込書・チラシ

 実施要項.pdf(PDF形式:172KB)

 チラシ.pdf(PDF形式:399KB)

問合せ先

担当 企画・地域協力係 図書館のための子供読書支援講座担当
所在地 〒371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1          
電話/ファックス番号 027-231-3008/027-231-4196
メールアドレス

hashi-tomo@pref.gunma.lg.jp(@も半角です)

令和6年度 図書館のための子供読書支援講座(実施報告)

図書館のための子供読書支援講座を実施しました

 

日時 令和7年1月31日(金曜日)13時20分〜16時20分
会場 群馬県立図書館 3階ホール
参加人数 48名

講義「子供たちの読みたいに応える公共図書館・学校図書館 ~読書バリアフリー環境を整えるための初めの一歩~」
専修大学文学部 教授 野口武悟 氏

読書バリアフリーに精通された野口先生からは、多様な読書環境を整備し、全ての子供たちの読書機会を確保するために私たちに何ができるのかをお話しいただきました。研究や経験に基づいたお話は具体的で分かりやすく、「できることから取り組んでみよう」という意欲をかきたてられる内容でした。

 

情報交換会「読書バリアフリー環境を整えるために それぞれの立場でできること、また、連携してできること」

野口先生の講義を振り返りながら、読書バリアフリー環境を整えるためにできること、やってみたいことについて話し合いました。1回目は所属が似た人同士のグループで、2回目は様々な所属の人で構成したグループで、アイデアを共有しながら話し合いました。

 

感想より

  • 「バリアフリー」=「高齢者」というイメージでいました。子供の読書活動におけるバリアフリーについて深く考えるよい機会をいただきました。リーディングトラッカーやりんごの棚、特別支援学校との連携など、できることから始めたいと思います。(公共図書館職員)
  • 第37条第3項を確認でき、キハラでマークも使用可と知り、早速、そこから館内周知を始められそうです。意見交換会も、皆さんの生の声が聞け、参加してよかったです。ありがとうございました!!(公共図書館職員)
  • リーディングトラッカー、ピクトグラム、ぜひ取り入れたいと思いました。読書の多様性……リーディングトラッカーを障害のある人のためと言わず、「集中して読みたいときの便利な道具」と伝えることは、とてもすてきだと思いました。(公共図書館職員)
  • 子供は大人を見ているという言葉が心に残った。子供、大人にかかわらずどんな人も(特性、属性問わず)読書が楽しめるように力になれればうれしいなと思った。今日学んだこと、情報交換で得たものを図書館や教育関係者だけでなく行政にも伝えて、バリアフリーを促進できればと思う。(公共図書館職員)
  • 読書バリアフリー法の通知があったとき、「市内の学校に視覚障害のある子はほぼいないので、あまり関係ない」と勘違いしていました。今日の講義を聞いて、発達障害やページがめくりづらい肢体不自由の方まで該当するということが分かり、多くのニーズがあるものだと分かりました。まずは、リーディングトラッカー等、多くの学校で手軽に試してもらえるよう、本日の内容を広めていきたいと思います。また、外国籍の子供たちへの読書機会というものも、意識して整備していきたいと思います。(教育行政職員)
  • 読もうとしない子ではなく、読みたいけれど読めない子としてアプローチするという視点は、自分を含め、現場で不足しがちだと感じました。視点を得ることができれば、いろいろなアイデアも生まれると思いますので、行政の立場で、情報発信・情報共有の場を充実させていきたいと思いました。(教育行政職員)
  • 野口先生からのお話は、専門家からの新しい動向が分かり、大変有意義でした。デジタル化という点は課題ですが、少しずつできることがあると思います。いろいろな職種の方々がたくさん参加されていてよかったです。県や各自治体の指導主事の先生方の参加が嬉しかったです。(小学校職員)
  • 今年は、自校の選書テーマを「読書バリアフリー」として本を購入しましたが、使い方をどのようにしてよいか分からないままでした。今日のお話は、参考になることばかりで、研修に参加してよかったです。すべての子供たちを対象に、誰ひとり見逃さないといった視点をもって、これからも学校図書館づくりをしていきたいと思いました。(中学校職員)
  • 著作権法第37条第3項について理解を深めることができ、大変有意義な講義でした。ありがとうございました。(特別支援学校職員)
  • 私は1年目の司書なので、目からうろこ的な情報が多かったです。本校では、医療系や教育学部へ進む生徒もいるので、社会ではこのようなニーズがこれからますます増えることを周知したく、コーナーを作るなどして紹介していきたいと思いました。(高等学校職員) 

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