デジタルライブラリー資料ピックアップ

ピックアップ(デジタルライブラリ)

タイトル 紀念写真帖(一府十四県連合共進会)
テーマ 古き良きぐんまの風景
解説 明治44年刊。
群馬県では、明治43年(1910年)9月17日から11月15日までの60日間、前橋市で農産物や生糸・織物、特産品や工業製品などを出品・展示する「一府十四県連合共進会」を開催しました。中心となる第一会場は、清王寺町(現・日吉町。今の県立図書館付近)に設けられました。
洋風のおしゃれなデザインの展示場には、様々な物品が飾られて人々の関心を集めました。会場周辺には、演芸場や余興場、売店に加えて高さ約30mの展望台が設けられました。夜になると建物がイルミネーションで彩られ、「我一代に於て又と再び斯くも壮麗なる光景を見るを得べきか」(『上毛新聞』明治43年10月3日記事)と称えられるほど見事な光景だったと記録されています。
共進会は大変に好評で、県内外から110万人を超える入場者が詰めかける群馬県最大のイベントとなり、前橋が大きく発展する契機となりました。
タイトル [吉井町絵はがき]
テーマ 富岡製糸場と絹産業遺産群
解説 群馬県民には、上毛かるたで『昔を語る多胡の古碑』と詠まれることで知られている日本三大古碑のひとつ、多胡碑。これを含む「上野三碑」が、平成29年10月31日に、ユネスコの「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録されました。
この絵はがきは、春山写真館の制作したもので、発行年は不明ですが、昭和初期と推測されます。
当時の多胡碑の写真ほか、多胡碑の覆屋及び周辺を撮影した写真が含まれています。
タイトル 交水社沿革
テーマ 富岡製糸場と絹産業遺産群
解説 明治10年8月、前橋市一毛町(現在の城東町2丁目)に設立された「交水社」は、明治から大正にかけて、前橋市内で最も大きな製糸工場でした。建物などは現存していませんが、隣を流れる広瀬川の水を動力や用水として利用していたことから、現在も「交水堰」という呼び名が残されています。この資料には、明治43年当時の交水社の沿革や、工場内の写真、チョップ(生糸の商標)などが掲載されています。
なお、この写真の工場の跡地には、昭和28年に群馬県立図書館(旧館)が建設されました。
タイトル 史蹟精査報告 第一
テーマ ぐんまの貴重書
解説 大正15年(1926年)3月刊、内務省編。
「上野三碑」(多胡碑・山上碑・金井沢碑)を含む3つの史跡に関する調査報告書です。
大正末期の三碑について、本体(碑文の拓本)及び周辺の様子が、写真や図面で記録されています。
タイトル 小野寺文庫目録
テーマ 富岡製糸場と絹産業遺産群
解説 当館の所蔵する特別文庫のうち「小野寺文庫」は、故・小野寺重雄氏が収集した約5,500点の養蚕書をはじめとする、養蚕・製糸業に関する一大コレクションです。
デジタルライブラリーでは、所収の貴重な養蚕書(一部)のほか、養蚕錦絵やチョップ(生糸商標)、養蚕錦絵などもご覧いただけます。目録を参考に、ぜひ検索してみてください。