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絵本の展示コーナー

ミニ展示「雨の絵本」

雨の日が多くなる時節を迎えました。ひとことに雨といっても、しとしとしっとり降る雨、ザーザーと音を立てて激しく降る雨、晴天にもかかわらず落ちてくる雨、強い風とともにたたきつけるように降る雨など、いろいろな雨があります。一説には、日本には雨の呼び名が400種類以上あるとのことですが、それだけ日本人にとって雨は生活に密着したものなのでしょう。

この時期の雨は、私たちにはうっとうしく感じるものかもしれませんが、稲をはじめとする植物の生長にはとても大事なものでもあります。

紫陽花の色のうつろいやホタル観賞など、この時期だからこそ楽しめることがたくさんあります。絵本の中にも、主人公たちの、雨を味わい楽しむ様子が見られます。どうぞ、絵本を手に取って、親子やご家族でお楽しみください。

なお、展示期間は、6月24日(火)までとなります。

ミニ展示「おそうじ・おかたづけの絵本」

たっぷり遊んだ後に待っているのは「お・か・た・づ・け」……。「はやくかたづけなさい」なんていう言葉を、大人から言われた経験のあるお子さんもきっといることでしょう。

かたづけや掃除をする前は、なかなか気分が乗らない時もあるでしょうが、終わってしまえば、きれいスッキリになって気持ちも晴れやかになります。

5月30日は、「ごみゼロの日」。子ども読書相談室では、この「ごみゼロの日」にちなんで、「おそうじ・おかたづけの絵本」を集めて6月3日(火)まで室内で展示しています。

絵本を手にして読むことで、子どもたちの「おそうじ・おかたづけ」の一助となれば幸いです。また、ぜひ、ご家庭や親子で、「おそうじ・おかたづけ」の方法などについて、話題としてみてください。

企画展示 「ムシはできない虫の絵本」

子ども読書相談室では、絵本の展示コーナーを設け、季節ごとにテーマを決めて絵本の紹介を行っています。ふだんは書庫にあるような古い絵本も、テーマに合わせて紹介しています。

季節は春から夏へ…。これからどんどん暖かくなって、いろいろな虫たちの活動が活発になります。

6月4日は「虫の日」です。これは、昆虫採集が趣味だった解剖学者の養老孟司氏が中心となって働きかけ、2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。「6(ム)4(シ)」の語呂合わせでとても覚えやすいですね。
子ども読書相談室では、この「虫の日」にちなんで「ムシはできない虫の絵本」と題して展示します。

以前からよく知っている虫、ふだんよく見かけるけど名前のわからない虫、私たちの生活に欠かせない虫、すごく嫌いな虫など、子どもたちには気になる虫がきっといることでしょう。

虫の生態をつぶさに教えてくれる写真絵本や、虫が主人公になっている物語絵本などをきっかけに、ご家族や親子で虫のことを話題にしていただけると幸いです。

 

 

〇展示期間

令和7年4月25日(金)~6月24日(火)

〇展示場所 1階 絵本の展示コーナー(新聞雑誌室となり)

※ 下記に示すのは、展示資料の一部です。
※ 本の名前をクリックするとくわしい内容を知ることができます。
※ 予約することもできます。

 

本の名前 書いた人 出版者 出版年

まめぞうのぼうけん

いわた まいこ/作

BL出版 2024.6

うんこ虫を追え

舘野 鴻/文・絵

福音館書店 2024.5

むしをさがそう

得田 之久/さく

福音館書店

2021.10

ちびクワくんおとうとなんてだいきらい

やました こうへい/作

ほるぷ出版

2022.5

ミツバチたち

カーステン・ホール/文

イザベル・アルスノー/絵

化学同人

2020.10

 

きょうは泣き虫

たけがみ たえ/[作]

好学社 2019.6

 

ミニ展示「にゅうえんにゅうがく おめでとう!」

待ち遠しかった暖かな春の到来…そして、令和7年度のはじまりです。

各園、各校では、期待と不安を胸に秘めながら、ピカピカの鞄を肩にかけ、新しい制服や帽子などを身にまとったきらっきらの新入生が入学します。

子ども読書相談室では、「にゅうえんにゅうがく おめでとう!」と題し、新しい生活をスタートさせる子どもたちへのエールとなるよう絵本を集め、4月29日(火)まで室内で展示しています。

絵本を手にし、絵本の内容と実際にあったできごとを比べたり共感したりしながら、ご家族や親子の話題としていただければ幸いです。

 

  

ミニ展示「映画になった子どもの本」

1897年3月6日、東京で初めて映画が上映されました。東京都神田区錦町の新井商会で、電気活動大写真会と題するイベントが行われ、ヴァイタスコーププロジェクターという機器を使用した映画上映会が開催されました。映画そのものは短く無音でしたが、人々は驚きと感動を覚え、連日満員の大賑わいだったそうです。

子ども読書相談室では、今回、これにちなみ「映画になった子どもの本」を集め、3月26日(水)まで室内で展示しています。

映画を見てから本を読むケース、本を読んでから映画を見るケースなど、さまざまかもしれませんが、両方を味わうことにより、深く考えさせられたり感動がさらに高まったりすることと思います。

本や映画をもとに、ご家族や親子の話題としていただければ幸いです。