学校図書館研修会
県内小・中・高・特別支援学校の学校図書館業務に携わる学校司書、司書教諭、図書主任等を対象にして研修を行い、魅力ある学校図書館づくりを支援します。
学校図書館研修会を実施しました
日時 | 令和6年7月30日(火曜日)9時50分〜16時10分 |
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会場 | 群馬県立図書館 3階研修室 |
参加人数 | 43名 |
講義・演習「読書推進への効果的なアプローチ ~読書体験の共有を通した「読むこと」への意欲育成を中心に~」
青山学院大学教育人間科学部 准教授 庭井史絵 氏
青山学院大学の庭井先生の講義では、読書を多面的に捉えるために、私たちも考えをアップデートしていく必要があることをお話しいただきました。また、点検読書や読書の秘訣カードを用いた読書体験の共有の演習はとても楽しく、すぐにでも児童生徒と取り組みたいと感じさせる内容でした。
実践発表・演習「科学読物をはじめとする本の選書と活用について」
東京学芸大学附属世田谷小学校 司書 金澤磨樹子 氏
東京学芸大学附属世田谷小学校の実践発表では、金澤先生が司書として先生方と取り組まれてきた実践についてたくさんの事例や資料を基にお話しいただきました。また、科学読物を評価する演習では、評価の視点を提示していただき、参加された方々にとって、大変参考となる内容でした。
感想より
【庭井先生の講義・実践に関して】
- 「読書=物語じゃないよ」「本は最初から最後までびっちり読まなくてもいいんだよ」の声かけをずっと本から遠い児童にしてきたので、まさに、ドストライクのお話でした。
- 不読者へのアプローチの方法や視点を変えた切り口など、とても新鮮でした。特に、パターンランゲージは、大人でも楽しく、子どものコミュニケーションツールとしてもやってみたいと思いました。
- 点検読書は、児童への読書指導を行っていくうえで必要だと思いました。さっそく取り入れられるように動こうと思います。また、読書体験の共有という面で、読書の秘訣カードは手に入れようと考えています!
【金澤先生の実践発表・演習に関して】
- 実践発表を聞いて、司書と先生とが協力して学校図書館を活用していくことが大切だと再認識しました。ワークショップはとても楽しく、また、ぜひ学校図書館に入れたい本が多く見つかりよかったです。
- 本の評価は難しかったですが、子ども達に興味をもってもらい、活用してもらうためにも大切なことだということが分かりました。
- 具体的なポイントから本を評価したことがなかったので勉強になりました。評価の仕方が自分の中で明確になりました。司書として本を評価できる能力を高めていきたいです。
【情報交換会等に関して】
- 学校に一人しかいない立場なので、仕事中には新しい情報や他のやり方など、なかなか分からないので、いろいろな知識を広げるよい機会となりました。
- 普段一人勤務なので、定期的に学校図書館に携わる人達が集まる機会を設けてもらうと、情報交換等ができるので、こうした研修会を今後もお願いしたいです。
- ワークショップはとても刺激になりました。今回のようなワークショップのある研修会は、とても実践的でよいと思います。
- 高校は司書しか参加していなかったので、教員とも共有したい情報だと感じました。今後も県外の様々な方の話を伺えたらありがたいです。
開催方法
集合型研修
開催日時等
令和6年7月30日(火曜日)9時50分~16時10分 受付9時30分~
群馬県立図書館 3階研修室
対象
1.県内小・中・高・特別支援学校の教員及び学校司書
2.公共図書館の学校図書館支援担当職員
3.その他、県立図書館長が認めた者
募集定員
40名(要申込 先着順)
内容
- 講義・演習 「読書推進への効果的なアプローチ」
青山学院大学教育人間科学部 准教授 庭井 史絵 氏 - 実践発表・演習「科学読物をはじめとした本の選書や活用について」
東京学芸大学附属世田谷小学校 司書 金澤 磨樹子 氏 - 情報交換会
テーマ:現在の学校図書館の活用状況と今後の取組について
申込方法
参加申込書を下記申込先までメールまたはFAXでお申し込みください。
参加申込書の様式は下記からダウンロードすることができます。
申込受付期間
令和6年5月28日(火曜日)~令和6年7月19日(金曜日)
※先着順での受付とし、定員に達し次第、募集を締め切ります。
受講の可否につきましては、後日メールにてお知らせいたします。
申込みから数日たってもメールが届かない場合は、下記までお問い合わせください。
要項・参加申込書
実施要項.pdf (PDF形式 :268KB)
参加申込書.xlsx(エクセル形式: 14KB)
参加申込書.pdf (PDF形式 : 70KB)
チラシ.pdf (PDF形式 :280KB)
申込み・問合せ先
担当 | 地域協力係 学校図書館研修会担当 |
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所在地 | 〒371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話/ファックス番号 | 027-231-3008/027-231-4196 |
メールアドレス |
kumamaru-a@pref.gunma.lg.jp(@も半角です) |
開催方法
集合研修と動画研修(オンデマンド型)の併用
開催日時等
集合研修:令和5年7月27日(木曜日)10時20分~16時00分 受付10時00分~
群馬県立図書館 3階ホール
動画研修:令和5年8月上旬~2か月程度
対象
1.県内小・中・高・特別支援学校の教員及び学校司書
2.公共図書館の学校図書館支援担当職員
3.その他、県立図書館長が認めた者
募集定員
集合研修:50名程度。申込者が定員を超えた場合は抽選。
動画研修:定員はありません。動画研修申込者のみ視聴可能。
内容
- 講義「デジタル時代の学校図書館の価値」
全国学校図書館協議会理事/放送大学客員教授 堀川 照代 氏 - 実践発表「情報リテラシー育成への第一歩 ~司書教諭の実践~」
関東学院六浦中学校・高等学校 司書教諭 九渡 愛美 氏 - 情報交換会
テーマ:現在の学校図書館の活用状況と今後の取組について
申込方法
参加申込書を下記申込先までメールまたはFAXでお申し込みください。
参加申込書の様式は下記からダウンロードすることもできます。
申込締切日
令和5年7月20日(木曜日)
要項・参加申込書
実施要項(PDF形式:74KB)
参加申込書(PDF形式:27KB)
参加申込書(エクセル形式:12KB)
申込み・問合せ先
担当 | 地域協力係 学校図書館研修会担当 |
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所在地 | 〒371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話/ファックス番号 | 027-231-3008/027-231-4196 |
メールアドレス |
kumamaru-a@pref.gunma.lg.jp(@も半角です) |
配信期間
令和4年7月下旬から1か月程度(予定)
注意:配信日時が確定しましたら、URLとともにお知らせします。
配信方法
「tsulunos(群馬県公式YouTubeチャンネル)」から講義動画を限定配信
注意:限定配信のため、視聴申込者のみ視聴可能です。期間中であれば何度でも視聴できます。
対象
- 県内小・中・高・特別支援学校の教員及び学校司書
- 公共図書館の学校図書館支援担当職員
- その他、県立図書館長が認めた者
内容
- 講義
「GIGAスクール構想の中での学校図書館活用」
放送大学 客員教授 佐藤幸江氏 - 講義
「学校図書館と著作権」
東京理科大学 嘱託教授 宮武久佳氏 - 実践発表
「主体的に対話的に、図書を活用して問題解決しようとする児童の育成」
桐生市子どもすこやか部 青少年課 主査 下山秀人氏
申込方法
「令和4年度 学校図書館研修会 動画視聴申込書(エクセル形式)」に必要事項を入力して別添の上、メールで下記申込先までお申込みください。
なお、メールでのお申込みが難しい場合はファクスで受け付けます。ただし、受講にはメールアドレスが必須です。不備が生じないよう、アドレスは正確に、文字や数字は明瞭に記入してくださるようお願いします。
注意:「動画視聴申込書」のデータは、下記からダウンロードできます。
注意:募集定員はありません。
申込締切
令和4年7月8日(金曜日)
実施要項
実施要項(PDF形式:161KB)
動画視聴申込書
動画視聴申込書(エクセル形式:12KB)
動画視聴申込書(PDF形式:74KB)
申込み・問合せ先
担当 | 群馬県立図書館 地域協力係 学校図書館研修会担当 |
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電話番号 | 027-231-3008 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
メール | kumamaru-a★pref.gunma.lg.jp 注意:★を半角の@に変えてからメール送信してください。 |
配信日時
令和3年10月下旬から1か月程度(予定)
注意:配信日時が確定しましたら、URLとともにお知らせします。
配信方法
「tsulunos(群馬県公式YouTubeチャンネル)」で限定配信
注意:動画は、期間中であれば何度でも視聴できます。
対象
- 県内小・中・高・特別支援学校の教員及び学校司書
- 公共図書館の学校図書館支援担当職員
- その他、県立図書館長が認めた者
内容
- 実践発表
「特別支援学校における図書館機能の活用と読書活動の充実」
群馬大学共同教育学部附属特別支援学校 教諭 橋本和也氏 - 講義
「学校図書館機能の活用と学校での読書教育」
新潟大学教育学部 准教授 足立幸子氏
申込方法
別紙「令和3年度 学校図書館研修会 動画視聴申込書」のデータに必要事項を入力・添付して、下記申込先まで所属先からメールでお申込みください。その際、エクセルデータのままでの提出をお願いします。
なお、メールでのお申込みが難しい場合はファクスでお受けしますが、記載されたメールアドレスにURL等をお送りしますので、文字や数字を明瞭に記入してくださるようお願いします。
注意:「動画視聴申込書」のデータは、群馬県立図書館のホームページからダウンロードすることもできます。
注意:限定配信のため、お申込みいただいた方のみ視聴できます。募集定員はありません。
申込締切
令和3年10月5日(火曜日)
実施要項
実施要項(PDF形式:88KB)
動画視聴申込書
動画視聴申込書(エクセル形式:12KB)
動画視聴申込書(PDF形式:73KB)
問合せ・申込先
担当 | 群馬県立図書館 地域協力係 学校図書館研修会担当 |
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電話番号 | 027-231-3008 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
メール | kumamaru-a★pref.gunma.lg.jp 注意:★を半角の@に変えてからメール送信してください。 |
学校図書館研修会を実施しました。
日時 | 令和2年11月19日(木曜日)13時25分〜16時30分 |
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会場 | 群馬県立図書館 3階ホール |
参加人数 | 49名 |
実践発表「Library Wonderland~図書を活用した授業づくり~」
草津町立草津中学校 教諭 加藤義忠 氏
草津中学校の実践発表では、平成30年度・令和元年度に、群馬県教育委員会指定「学校図書館充実事業」の指定校としての2年間にわたる実践についてお話しいただきました。図書を活用した授業や図書委員会の活動、生徒・教員・保護者が協力して学校図書館の環境整備を行ったことなどを具体的にお話くださり、参加された方々にとって、大変参考になる内容でした。
講義「授業に生かす新聞活用術~聞いて得する新聞の深イィ話~」
上毛新聞社 NIE・NIB推進委員 子安悟 氏
上毛新聞社NIE・NIB推進委員の子安氏による講義では、新聞の歴史についての興味深いお話や、ご自身が参加した緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」のお話をしてくださいました。情報の怖さ、情報の扱い方などのお話は、情報リテラシー教育にも生かしていける充実した内容でした。
感想より
- 他の学校の取組を具体的に知ることができたのでとても参考になりました。
- 学校図書館には「学習センター機能」「読書センター機能」「情報センター機能」の3つの機能・役割があることは大変参考になった。それぞれを充実させ、活用できるようにすることが必要だと改めて納得しました。そのためには、学校だけでなく、公共図書館との連携が必要不可欠だと感じました。
- 豊富な知識とお話の面白さで、本当に深くていい話でした。
- 情報の伝達手段の歴史を古代からお話しくださり、大変興味深かったです。メディアの怖さ、面白さの話もとても勉強になりました。
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
日時
令和2年11月19日(木曜日)13時25分~16時30分 受付13時15分
会場
群馬県立図書館 3階ホール
対象
- 県内小・中・高・特別支援学校の教員及び学校司書
- 公共図書館の学校図書館支援担当職員
- その他、県立図書館長が認めた者
募集人員
定員30名程度
内容
- 実践発表「Library Wonderland~図書を滑油した授業づくり~」
草津町立草津中学校 教諭 加藤義忠氏 - 講義「授業に生かす新聞活用術~聞いて得する新聞の深イィ話
上毛新聞社NIE・NIB推進委員 子安悟氏
その他
- 当日は、マスクの着用をお願いします。
- 当日、上毛新聞社の取材が入ります。
- 社会の状況によっては中止する場合があります。
申込方法
県立図書館ウェブページにある参加申込書様式をダウンロードし、記入・添付して下記申込先まで所属先からメールまたはファクスでお申込ください。
申込締切
令和2年10月29日(木曜日)
要項・チラシ
実施要項(PDF形式:74KB)
申し込み様式
参加申込書(PDF形式:28KB)
参加申込書(一太郎形式:27KB)
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
学校図書館研修会を実施しました。
日時 | 令和元年8月8日(木曜日)10時20分〜16時30分 |
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会場 | 群馬県立図書館 3階ホール |
参加人数 | 43名 |
講義「新学習指導要領と学校図書館~学校図書館で育てる力~」
演習「授業に生かそう!学校図書館~情報カードの使い方~」
講師 帝京大学教育学部教授 鎌田和宏氏
「読む力」は真正の「読書」(=自ら求めて行う能動的な読書)によってこそ育つのではないかというお話で始まり、これからの学校教育における学校図書館の役割について教えていただきました。授業で学校図書館を活用するには、「読書活動」と「探究活動」の二つの活動を学習過程に位置づけることが必要であること、また、読書の習慣を醸成することが大切であることなどを学びました。
演習では、情報カードの意義について学び、実際に情報カードを操作して分類しました。分類したカードには、分類グループごとに小見出しをつけました。最後に、どのように分類したのか、どのような小見出しをつけたのかをペアで伝え合いました。情報カードを実際に操作することを通して、情報カードの使い方について学びを深めることができました。
グループ別情報交換会
情報交換会は、「探究的な学習(調べ学習)における成果と課題」というテーマで話し合いました。はじめに、参加者に持参していただいた「探究的な学習(調べ学習)で活躍した本(またはこれから使おうと考えている本)」について情報交換を行いました。その後、探究的な学習を進めるうえで大事なことについて話し合いました。各グループで話し合ったことは、ホワイトボードにまとめ、最後にグループごとに発表し合って全員で共有しました。
地域支援図書室の開放
昼休みを利用して地域支援図書室を開放しました。参加者の皆さんには、群馬県立図書館が行う学校支援貸出の「学習支援図書セット」や「朝の読書推進図書セット」などの実物を見ていただきました。
感想より
- これからの読書活動の行方や方法、内容、身につけるべき学力などのお話がよく理解でき参考になりました。学校にかえったらさっそく実践してみたいです。鎌田先生が今お持ちの貴重な知識をおしげもなく教えて下さったところがよかったです。色々なことを考えるよい機会になりました。また実際に「情報カードの使い方演習」をすることで、自分で考え整頓する時どう思うか実感できてよかったです。ありがとうございました。
鎌田先生のお話は、とても興味深く、お話も上手なのでとても勉強になる時間でした。これからの情報も交えてお話していただき、よかったです。情報カードを使っての演習は初めてだったのですが、とても分かりやすかったです。とても勉強になりました。 - 講義では、これからの学校図書館の目指すべき方向を具体的に示していただき、現代的な課題を踏まえて、子供たちの成長をサポートしていけるような図書館経営を行っていきたいと思いました。小・中・高の学校司書、司書教諭、公共図書館員の皆さんにとって有意義な内容だったのですごいなと思いました。演習では自分なりに資料を整理したり分類したりしてみて、子供の立場で考える機会になり興味深かったです。
- 新学習指導要領を分かりやすく解説していただいたとともに、その事柄を実際の教育現場にどう生かすかを、様々な事例をまじえながらお話ししていただき、大変勉強になりました。特に「情報カード」については、すぐに実践できるものだったので、学校でやってみたいと思います。午後のグループ別情報交換会も司書の先生方と日頃の悩みや困っていることを共有し解決策の話ができて大変良かったです。ありがとうございました。
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
日時
令和元年8月8日(木曜日)10時20分~16時30分 受付10時00分
会場
群馬県立図書館 3階ホール
対象
- 県内小・中・高・特別支援学校の教員及び学校司書
- 公共図書館の学校図書館支援担当職員
- その他、県立図書館長が認めた者
募集人員
定員60名程度
内容
- 講義「新学習指導要領と学校図書館~学校図書館で育てる力~」
帝京大学教育学部教授 鎌田和宏氏 - 演習「授業に生かそう!学校図書館~情報カードの使い方~」
帝京大学教育学部教授 鎌田和宏 氏
- グループ別情報交換会
テーマ:探究的な学習(調べ学習)における成果と課題
持参するもの
- 探究的な学習(調べ学習)で活躍した本、
または、探究的な学習(調べ学習)でこれから使おうと考えている本があれば1冊以上
(グループ別情報交換会で紹介し合います) - はさみ(午後の演習で使用する)
申込方法
県立図書館ウェブページにある参加申込書様式をダウンロードし、記入・添付して下記申込先まで所属先からメールまたはファクスでお申込ください。
申込締切
令和元年7月19日(金曜日)群馬県立図書館 3階ホール
要項・チラシ
実施要項(PDF形式:74KB)
チラシ(PDF形式:283KB)
申し込み様式
参加申込書(PDF形式:27KB)
参加申込書(エクセル形式:12KB)
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
第2回 学校図書館研修会を実施しました。
日時 | 平成30年11月22日(木曜日)10時20分〜16時30分 |
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会場 | 群馬県立図書館 3階ホール |
参加人数 | 44名 |
講義「主体的・対話的で深い学びと読書活動」
講師 群馬大学教育学部准教授 濵田秀行氏
新しい学習指導要領のキーワードである「主体的・対話的で深い学び」について、具体的なデータや資料を基に分かりやすく説明していただきました。講義の合間に、近くの席の方と意見交換をする時間を何度もとっていただいたので、先生のお話の内容を確認しながら学ぶことができました。本を取り囲んで生き生きとした表情で話合う児童・生徒の姿を写すスライドから、学校図書館の可能性が広がりました。
実践発表
1 講師
高崎市立乗附小学校 教諭 林靖子氏
学校図書館指導員 土岐恵子氏
2 講師
昭和村立昭和中学校 教諭 角田章子氏
図書館支援員 星野恵氏
学校図書館の活性化のため、学校が一丸となって取り組んだ実践について教えていただきました。小学校からは「どくしょゆうびん」や「本のプレゼントこうかん」など、中学校からは「ビブリオバトル」「図書館オリエンテーション」など、読書の輪を広げるための手立てや「生徒が主体で働く委員会活動」等について紹介していただきました。また、たくさんの資料を持って来ていただき、児童・生徒が実際に書いたものや、実物のディスプレーを間近で見ることができました。学校図書館の効果的な利活用についてイメージが膨らみました。
感想より
- 子供たちへの読書の必要性、大切さを分かりやすくお話しいただきとても参考になりました。
また新しい指導要領の中で学校図書館がやっていかなければならないこと、できることなどを改めて考えるきっかけになりました。
もっとたくさんお話を聞かせていただきたかったです。 - 実践発表は二校ともとてもすばらしい取り組みで、自校で活用させていただくヒントをたくさんいただきました。
- 各小中学校の取組は大変参考になりました。
まず年間の各学年の計画を立てるという基本が大事なことが分かりました。児童と先生のための図書館づくりが必要なんだと思いました。
グループ別情報交換会
「子供の顔が輝く本」について情報交換しました。一部をご紹介します。
「やきざかなののろい」(塚本やすし ポプラ社)
焼き魚が嫌いな主人公が焼き魚を食べたふりをすると、焼き魚が「嫌わないでくれ~食べてくれ~」と言ってくるところが愉快。
好き嫌いなく何でも食べてみようかな、という気持ちにさせる本。
「みえるとかみえないとか」(ヨシタケシンスケ アリス館)
色々な星を探検したら色々な人がいた。
「目が三つある人のほし」「あしのながーい人のほし」「からだがやわらかーい人のほし」。
ちがっているっておもしろい。
「たしかに」「なるほど」という子供たちの声が聞こえてくる本。
「身近にあふれる『科学』が3時間でわかる本」(左巻健男 明日香出版社)
羽のない扇風機、ロボット掃除機、体脂肪計についてなど、身の回りの科学のことを雑学的に理解できる。
「理科は嫌い」という子に「何?何?」「知りたい!」と思わせる本。
「手紙屋 蛍雪編」(喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「何のために勉強するんだろう」「何のために進学するんだろう」・・・
大学には行きたいけれど「何のために」の答えを出せないでいる女子高生が主人公。
「先生、どうしてもっと早くすすめてくれなかったの!」と言われた本。
「わたしの恋人」(藤野恵美 KADOKAWA)
彼女のいない高1の男子が、ある女子のかわいいくしゃみに一目惚れをするさわやかな恋愛小説。
「好きになるってこういうことなんだよ」と教えてあげられる本。
地域協力係
所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
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電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
日時
平成30年11月22日(木曜日) 10時20分~16時30分 受付10時00分
会場
群馬県立図書館 3階ホール
内容
- 実践発表1
高崎市立乗附小学校 教諭 林靖子氏
学校図書館指導員 土岐恵子氏 - 実践発表2
昭和村立昭和中学校 教諭 角田章子氏
図書館支援員 星野恵氏 - 講演「主体的・対話的で深い学びと読書活動」
群馬大学教育学部 准教授 濵田秀行氏
- グループ別情報交換会
テーマ:子供の顔が輝く本
持参するもの
子供の顔が輝く本 1冊以上
「なんだかやる気が出てきたよ」「あの子にやさしくしてみようかな」「もっと知りたくなってきた!」
そんな子供たちの声を聞くために、「子供の顔が輝く本」について情報交換しましょう。
始業前や授業のすきま時間などに、ちょこっと読み聞かせてあげられる絵本でもいいですし、気になる子に「この本読んでごらん」とそっと手渡してあげられる本でもいいです。
(例)
- 持久走大会の練習に前向きに取り組もうとする気持ちがわいてくる本
- 家族のあたたかさを見つめなおすことができる本
- 身近な自然の偉大さに気づかせてくれる本
- いつも一人ぼっちでいる子に声をかけてみようかな、と思わせてくれる本 など
何年生の子供に、どのように使ったか(どのように使えそうか)、子供の反応はどうだったか(どんな反応がみられそうか)、などについて簡単に伝え合います。
申込
県立図書館ウェブページにある参加申込書様式をダウンロードし、記入・添付して下記申込先まで所属先からメールまたはファクスでお申し込みください。
申込締切:平成30年11月9日(金曜日)
要項はこちら
平成30年度第2回学校図書館研修会 実施要項(PDF形式:84KB)
チラシはこちら
平成30年度第2回学校図書館研修会 チラシ(PDF形式:304KB)
申し込み様式
平成30年度第2回学校図書館研修会 参加申込書(PDF形式:28KB)
平成30年度第2回学校図書館研修会 参加申込書(エクセル形式:12KB)
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
---|---|
所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
第1回 学校図書館研修会を実施しました。
日時 | 平成30年7月31日(火曜日) 9時30分〜16時30分 |
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会場 | 群馬県立図書館 3階ホール |
参加人数 | 71名 |
実践発表1「学校図書館イノベーション-図書委員会と課題研究班の取組み-」
講師 県立利根実業高等学校 学校司書 近藤信子氏
図書委員会の生徒とともに学校図書館の改革を行った実践についてお話していただきました。
図書委員会の組織を見直して役割分担を明確にしたことで、各自が責任を持って仕事をすることができるようになったことや、新聞ラック、雑巾かけ、イーゼルなどを生徒が製作し、学校図書館を使いやすくする工夫をしたことなど、具体的な取り組みについて教えていただきました。
最後は、近藤氏の「これは、のみのぴこ」の読み聞かせで盛り上がりました。
実践発表2「学校司書と教員が協働で行う総合学習」
講師
東京学芸大学附属特別支援学校 教諭 齋藤大地氏
学校司書 田沼恵美子氏
総合学習で構成している4つの学習活動「1.選ぶ→2.調べる(現地で調べる・本やインターネットで調べる)→3.まとめる(ポスターを作る)→4.発表する」の中の「調べる活動」で、学校司書さんと一緒に公共図書館を利用した実践についてお話していただきました。
学校司書さんがそばにいることで、安心して本をさがす子供たちの様子が伝わってきました。本を通して子供たちの成長を支える、担任の先生と学校司書さんのチームワークの良さが印象的でした。
講義「学校図書館を活用した探究型学習」
講師 日本女子体育大学 教授 稲井達也氏
「新しい学習指導要領の理念は、資質・能力の育成、主体的・対話的で深い学びの過程の実現、言語能力の育成、実社会・実生活で生きて働く力の育成、探究的な学習の重視、カリキュラムマネジメントである」「『学び』の中に『対話的に読む』ことを取り入れる工夫をすることが大切」「話し合いのスキルや発表のスキルを身につけさせていく」など、これからの学校図書館を考えるうえで大切な内容を学ぶことができました。
「中心にあるのは『本』ではなく『人』であることを忘れずに」という言葉が心に残りました。
【感想より】
- 実践発表1では、高校生と一緒により利用しやすい図書室作りを行っていった過程や取り組みがよく分かり興味深く思いました。生徒が参加して主体的になって図書室が改良されていく重要性を感じました。
- 実践発表2では、特別支援学校では図書室が整備されていない現状が多いと聞き、驚きましたが、学校司書と先生が協力して高いレベルでの調べ学習が行われている実践に感心しました。
- 講義「学校図書館を活用した探究型学習」の中には既に取り組んでいるものや知っているものも多かったのですが、その意味や重要性を改めて考えることができて良かったと思います。
グループ別情報交換会
「授業でヒットした本」について情報交換しました。一部をご紹介します。
- 「1つぶのおこめ」
小学2年生・算数 2年生「かけ算」の学習の頃に最適。数が倍々になるお話。 - 「シニガミさん/シニガミさん2」
小学1年生 自分の気持ちをうまく伝えられない、相手の気持ちを理解できない1年生に読み聞かせ。心に響く。 - 「忘れな石」
中学1年生・国語 沖縄戦への認識を深めるために使う。 - 「この問題、とけますか?」
中学2年生・数学 数字や文字を用いた証明の問題に取り組ませていく。苦手意識がある子も楽しみながら取り組めた。 - 「あの声優が読む名作(CDブック)」
高校2~3年生・国語表現 一人一話で朗読。興味を持った生徒は全編を読了できた。 - 「おさるのジョージとしょかんのしごと」
高校 オリエンテーションで使用。図書館の仕組みが分かる絵本。
地域協力係
所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
---|---|
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
日時
平成30年7月31日(火曜日) 9時50分~16時30分 受付9時30分
会場
群馬県立図書館 3階ホール
内容
- 実践発表
「図書館イノベーション-図書委員会と課題研究班の取組み-」
群馬県立利根実業高等学校 学校司書 近藤信子氏 - 実践発表
「学校司書と教員が協働で行う総合学習」
東京学芸大学附属特別支援学校 教諭 齋藤大地氏
学校司書 田沼恵美子氏 - 講義
「学校図書館を活用した探究型学習」
日本女子体育大学 教授 稲井達也氏
- グループ別情報交換会
テーマ:授業でヒットした本
持参するもの
授業でヒットした本 1冊以上
- ○年生の○○の授業で、導入時に読み聞かせをしたら、どの子も真剣に耳を傾けた本
- ○年生の総合的な学習の時間の授業で、○○を調べた時、子供たちが使いやすそうだった本
- ○年生の○○の授業後、廊下に並べておいた数冊の関連本の中で、一番人気があった本
- ○年生の国語の物語文の授業で、同一作家の別の本を紹介したところ、普段あまり読書をしない△さんが読み、「面白かった」と感想を言ってくれた本
- 意外にも○○の授業で活躍した本 など
何年生の何の授業でどのように使ったか、子供たちの反応はどうだったか、などについて情報交換します。
注意:ない場合は、これからヒットさせたいと思っている本「○年生の○○の授業で使おうと思っている本」を1冊以上お持ちください。
申込
県立図書館ウェブページにある参加申込書様式をダウンロードし、記入・添付して下記申込先まで所属先からメールまたはファクスでお申し込みください。
申込締切:平成30年7月20日(金曜日)
要項はこちら
平成30年度第1回学校図書館研修会 実施要項(PDF形式:85KB)
チラシはこちら
平成30年度第1回学校図書館研修会 チラシ(PDF形式:242KB)
申し込み様式
平成30年度第1回学校図書館研修会 参加申込書(PDF形式:28KB)
平成30年度第1回学校図書館研修会 参加申込書(エクセル形式:12KB)
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
学校図書館研修会を実施しました。
日時 | 平成29年12月8日(水曜日)10時30分〜16時30分 |
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会場 | 群馬県立図書館 |
実践発表「東横野発!学校図書館の楽しいアイディア」
群馬県安中市立東横野小学校 学校司書 佐藤和子氏
講義・演習「学校図書館で育てる情報活用スキル」
放送大学局員准教授 関西大学文学部非常勤講師 情報学博士 塩谷京子氏
グループ別情報交換会
- 小学校・中学校・高等学校、公共図書館など、様々な校種の方々に参加していただきました。
- 実践発表では、安中市立東横野小学校の学校図書館運営について、「図書館に行ってみたくなる9つの取組」、東横野小学校ホームページから「図書館について4つの紹介」を発表していただきました。東横野小100選、お年玉くじ、 図書委員会で行う読み聞かせやワークショップなど、具体的な実践事例をたくさん紹介していただきました。
- 講義・演習では、課題の設定(問題発見)、情報の取集、整理・分析、まとめ・表現という、探究のプロセスにおけるスキルを、演習の中で楽しく体験しながら学びました。本好きの子どもが本を読むための場所だけではない、「情報センター」「学習センター」としての学校図書館の機能について考えさせられました。
感想より
- 午前中は図書館に行こう、本をたくさん借りよう!の仕掛け作りが参考になりました。午後はうんうんとうなずくことばかり、児童の言葉を増やすこと、調べる環境作り、もっと児童の知的欲求を増やせるような図書館づくりをしたいと思いました。
- 実践発表はいろいろな活動をしていてすばらしいと思いました。できることから何か参考にして実践したいと思います。講義は、情報活用スキルとは何か、活用するために何が必要なのか、目からうろこの授業でした。情報カードや調べ方の手順を図書館に用意したいと思います。
- 校種の違いがありますが、みなさんの子どもたちに良い本を届けたいという想いが感じられて、とても有意義で楽しい時間でした。
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |
学校図書館研修会を実施しました。
日時 | 平成29年7月5日(水曜日)9時30分〜16時30分 |
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会場 | 群馬県立図書館 |
学校図書館の活用がこれまで以上に効果的・効率的に行われるための手掛かりとなると思います。
司書業務を行う図書館担当職員だけでなく、現場の先生方にも聞いていただきたい内容ですので、お誘い合わせの上、ぜひ御参加ください。
実践発表・演習「アウトプットでスキルアップ~ビブリオバトルを楽しもう~」
群馬県立前橋南高等学校 司書 金山由紀氏
講義「読みたい心に火をつけろ!」
埼玉県立春日部女子高等学校 主任司書 木下通子氏
グループ別情報交換会
小学校・中学校・高等学校、公共図書館など、様々な校種の方々に参加していただきました。
ビブリオバトルの演習では、熱心にお勧め本を紹介しあいました。ビブリオバトルを体験した後は、ビブリオバトルの意義や具体的な実践例についてお話ししていただきました。
講義では、生徒自作の図書館紹介DVDを見せていただいたり、読み手に寄り添うことの大切さについて教えていただいたりしました。
グループ別情報交換会では、三つのテーマ(A授業連携 B読書推進 C選書・配架等)に分かれて情報交換を行いました。日頃の悩みを共有し、アイディアを交換し合いました。
感想より
- 初めてビブリオバトルを体験させて頂き、とても良い勉強になりました。思っているのと実践してみるのとではだいぶ違っていて、とても楽しかったです。機会を見つけて実施してみたいと思いました。
- 講師の先生のお話は、日頃の業務での迷いを取り除いてくれる力をいただけるものでした。まずは、自分が本を楽しみ、それを子どもたちに伝えられるよう、本との出会いの場を楽しものにできるようにしていきたいと思います。
- 読書促進の交換会の意見がとても参考になりました。
問合せ先
担当 | 地域協力係 |
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所在地 | 郵便番号371-0017 群馬県前橋市日吉町1-9-1 |
電話番号 | 027-231-3336 |
ファクス番号 | 027-235-4196 |